開催まで500日! SDGsに貢献する2025年関西万博ユニフォームの生地に使用 ヨシ刈り体験
びわ湖のヨシ刈りに行ってきました。
当初より2025・関西万博のユニフォームに葦を使用した生地を使いますとお伝えしておりましたが、その葦狩り体験に行ってきました。
12月2日雲の切れ間から薄日が差し、時折虹の掛かる好天にも恵まれ各団体、省庁をはじめ親子連れも含め約170人の方が参加されておりました。
冬の朝は凛としていて気持ちがいいです。
スタートは全員で準備体操から、こわばった身体を少しづつほぐしながら
体制を整えます。
身体が温まったところで、いよいよヨシ刈り体験へ!
はじめてみるヨシは大人の背丈よりはるかに高く
空に真っ直ぐ伸びていて2000平方メートル湖岸緑地のヨシの群生は
とても迫力がありました。
右手に鎌を持ち、いざヨシ群生の中へ
左手でヨシを掴み根本近くを鎌でノコギリのように数回
滑らすと割りばしを2本まとめたほどの太さのヨシは切ることができます。
慣れてくるとまとめて2本、3本と刈り取っていきます。
なかなか小気味よく、気が付くと無心で進めていました。
知ってましたか
ヨシと同じところにアシと呼ばれる見た目が同じものが生息しています。
違いはヨシは枯れた茎の中が空洞ですが、アシは綿状のものが詰まっています。
群生を見ただけでは見分けがつきにくいです。
ヨシは中が空洞で加工しやすいのですが、アシは中が詰まっていて加工しにくいので選別をします。
この選別が難しく刈り取った後にびわこ高島のヨシを守る会の方に選別していただきましたが、刈り取り終盤にはすこし自分でわかるようになっていました。
刈り取り後はそのヨシを束ねて紐でくくり
立てかけていきます。(丸立て)
その後ヨシは、地元・高島市の企業によって生地に加工された後
当社の裁断、縫製を得て、万博のスタッフユニフォームに生まれ変わります。
ヨシ繊維は吸水性や消臭効果も高いので、ユニフォームにおすすめなんですよ
関西万博には欠かせない「ミャクミャクくん」も参加していました。
体験終了後に記念撮影会もあり大人気でした。
SDGsと言う言葉が叫ばれて久しいですが、こういった取り組みひとつひとつが、より良い世界にし続けるために全世界の人が取り組む目標の一歩になるんだと感じました。
小さな取り組みであっても、継続すること
それがひとりまたひとりと伝播していくこと
これが大事なことなんだなと感じます。
帰りの車窓から冬晴れのびわ湖にかかる虹を見ました。
朝、早く起きたご褒美をもらったようでした。