〈GORE-TEX〉ゴアテックスの特徴と種類:防水・防風・透湿性能を兼ね備えた素材の全貌

 

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ゴアテックス ファブリクスはアメリカで生まれた防水耐久性・透湿性・防風性を兼ね備えた素材です。ゴアテックス ファブリクスは、“ゴアテックス メンブレン”という内部に微細な孔(あな)を無数に持つ、膜のような素材に表地や裏地を貼り合わせたものです。

 

“ゴアテックス メンブレン”は天然鉱石のホタル石を原料にした、ePTFEというフッ素樹脂からできています。フッ素樹脂を薄い膜状に加工して作られます。この膜が『防水』『防風』『透湿』のゴアテックス3大機能を備えています。

 画像引用元:https://www.gore-tex.com/jp/articles/the-gore-tex-membrane

“ゴアテックス メンブレン”の孔は、水滴が通過できないほど小さく、水蒸気の分子よりは大きいのです。それによって、ゴアテックス ウェアは、メンブレンが雨などの水の浸入を防ぐと同時に、汗による水蒸気を放出するため蒸れにくく快適な環境を維持することができます。

 

又、防風性もあります。そもそも風というのは、空気の流れの“かたまり”が体に当たって風や風による寒さを感じるのですが、“ゴアテックス メンブレン”は立体的なくもの巣のような構造になっているので、風が散ることで体に当たる風を防ぐという仕組みです。

 

ゴアテックス ウェアの生地は、冒頭で説明したように、“ゴアテックス メンブレン”に生地を貼り合わせて作られています。この組み合わせによって、いくつものファブリクスの種類を作ることができます。

 

ゴアテックス ウェアには大きく分けて3つのクラスがあります。

 GORE-TEX イメージ

画像引用元:https://www.burton.com/blogs/news/w20-gore-tex-column-2/

1.3層タイプ 

メンブレンの両側に生地を貼ったもの(表生地+ゴアテックス メンブレン+裏生地)。

用途や製品によって異なるが非常に丈夫で、裏生地があるので肌触りが良い。

 

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画像引用元:https://www.burton.com/blogs/news/w20-gore-tex-column-2/

2.2層タイプ

メンブレンに表生地を貼ったもので、裏地は貼り合わせず独立している(表生地+メンブレン)。3層よりも1枚生地(裏地)が少ないために柔らかく、動きやすく透湿性を重視したもの。裏地は離れているため、その中にインサレーションを入れるタイプもある。

空気の層ができるため保温性を高めることや、メッシュなどの裏地を組み合わせることも可能。

 

画像引用元:https://www.gore-tex.com/jp/technology/gore-tex-products/paclite

3.ゴアテックス パックライト© プロダクトテクノロジー

メンブレンに表生地を貼り、裏地をつけず、裏面にコーティングを施したもの(表生地+メンブレン+コーティング)。軽量でコンパクトに折り畳める携行性もあり、透湿性が高い。

 

以上の様に表地と裏地との組み合わせでさまざまな生地を作ることができます。

 

洗濯できる!!

ゴアテックスウェアは洗濯すると劣化しそうなイメージを持っている人も多いはず。洗ったら壊れる、ひび割れる、剥がれるといった心配はありません。

“ゴアテックス メンブレン”は非常に耐久性に優れているため、洗濯ではびくともしません。